元スーパージョッキーの晩節を汚す行為に、SNS上では厳しい声が上がっている。

 英競馬メディアのレーシングポスト電子版は6日、凱旋門賞6勝など世界のトップジョッキーとして活躍し2月に引退したランフランコ・デットーリ元騎手の破産手続きが、12か月延長されたと報じた。

 同騎手は昨年3月に破産宣告を受け、3月17日に自動的に免責される予定だった。だが、5日にロンドンの専門破産裁判所で行われた審理に出席せず、手続きを監督する管財人らが破産手続きをさらに1年間延長する申請を行ったという。

 管財人代理人の裁判所への説明によると、デットーリ氏は昨年12月、破産管財人に対し海外に不動産を「所有していない」と申告していたが、のちに開示していなかった複数の不動産保有が発覚。情報提供の要請に「応じておらず、現在も応じていない」とした。裁判所の首席判事は、同氏が要請に応じて情報を提供しなかったことは「露骨な不履行」と断じ、破産手続きの延長期間は「非現実的なものではない」と付け加えた。今後、刑事罰の対象にもなりうるという。

 2023年に一度、引退を発表した同氏は24年12月、過去に雇用していた顧問税理士が考案した節税対策に対して、イギリス歳入関税庁(HMRC)に脱税行為であると指摘を受けて破産を申請。「私はこの結果を悲しく、恥ずかしく思っています」と声明を発表した。

 その後に復帰したデットーリ氏は、アメリカやブラジルに拠点を移し、今年2月1日(日本時間2日)、ブラジルのガベア競馬場での現役ラストデーにG1勝利を飾り、自身の輝かしい騎手のキャリアに終止符を打ったばかりだった。

 ジャパンCを3勝(96年シングスピール、02年ファルブラヴ、05年アルカセット)するなど、日本でもおなじみの元騎手のまさかの事態に、SNS上では非難は止まず、7日までに「晩節を汚しすぎだろ」「虚偽(隠匿)という事実は庇うことができません。ずっと見てきたファンとしては悲しい」「文字通り馬車馬の如く乗りまくって、借金返したらエエねん」「クズやな」「なんぼほどゼニ使ったんや」「金持ってないとかないない」「どうしてこうなった」「なんしとんねん」と厳しい声が寄せられている。

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