◆オープン戦 オリックス8―0巨人(8日・京セラドーム)

 スポーツ報知評論家の掛布雅之氏が、岡本和真の抜けた穴をどう埋めるかが課題の巨人打線の現状を分析した。

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 阿部監督と宮崎キャンプの序盤で対談したときは開幕オーダーが白紙だったが、開幕まで3週間を切ってもいまだに見えてこない。

オリックスとの2連戦は4番・ダルベック、5番・キャベッジ、6番・坂本の並びだけは動かさなかった。基本的にはこの形で臨みたいのだろう。機能するかどうかは、来日1年目で力が未知数のダルベック次第となる。

 レッドソックス時代の21年に25本塁打をマークしたパワーヒッターだが、この試合での打席の印象は静かだった。1回1死二塁の第1打席は、1ボールから2球目のやや甘いシュートを見逃した。まだ調整段階なので、球を見ていく意識なのか、タイミングが取れなかったのかは定かではない。4球目の内角シュートに詰まった遊飛に終わった。2打席目は3ボールからストレートを2球見逃して、フルカウントからストレートに力負けの二ゴロだった。振り回すタイプではない感じで、状態が上がれば、日本で成功する可能性はある。だが、開幕しても、今の感じのままなら4番は務まらない。

 阿部監督にとって安心材料になるのは、ベテランの坂本が元気なこと。打席での姿に体の張りを感じる。

2回1死には、甘い変化球を鮮やかに左前に運んだ。ダルベックの今度の状態次第では「4番・坂本」もひとつの手だ。経験豊富なベテランのバットは相手にとって怖い存在だ。

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