フィギュアスケートの世界ジュニア選手権(エストニア・タリン)で2連覇を達成した中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)が9日、羽田空港に帰国した。ジュニアとして最後の試合を飾り「これを目指して今シーズンやってきたので、達成できてうれしい」と喜びを語った。

 ショートプログラム(SP)1位から出ると、フリーの178・96点、合計268・47点といずれもジュニアの世界歴代最高を更新して圧勝。日本男子では史上初の2連覇となった。「日本初がかかっていたのでプレッシャーもあったけど、SPの歴代最高も取れたので。いい形で終われた」と中田。前人未到の記録には特にモチベーションが上がると言い「結構、意識をしていました」と明かした。

 シニアデビューを果たす来季。描く構想も未到の領域だ。「まだ、日本で誰も降りていないし、オリンピックでも誰も成功していないので。自分が一番最初に、成功する人になりたい」と、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦。フリーの演技構成もトウループ、サルコー、ループ、フリップの4回転4種5本を想定し、完成度次第ではフリップに代え4回転半も組み込む。現在イリア・マリニン(米国)のみ完遂する6種類の4回転も、将来的には「全部跳びたいです。目標です」とキッパリ。

「うまくいけば、今年中には全部跳べると思うので。早く帰って練習がしたい」と、気風よく語る。

 4回転半への挑戦は、ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの佐藤駿(エームサービス・明大)も明言しており「半年前くらいから、お互いにその話はしていた」。来季に掲げる目標は「まずはグランプリシリーズでメダル、四大陸選手権で金メダル、あとは全日本で優勝して、世界選手権に行くことです」と明確だ。「自分に勝てれば結果もついてくるので。やはり自分に勝つことが、一番の勝負」と腕をまくる17歳が、シニアの猛者たちに挑む。

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