◆第62回金鯱賞・G2(3月15日、中京競馬場・芝2000メートル、1着馬に大阪杯の優先出走権)

 新たな相棒とともに、さらなる高みへ。ジューンテイク(牡5歳、栗東・武英智厩舎、父キズナ)は2月の京都記念で、24年の京都新聞杯以来となる、重賞2勝目を挙げた。

 2番手追走から抜け出して、後続を完封する強い競馬だった。武英調教師は「1回使って金鯱賞へというイメージでしたが、思っていた以上によく走ってくれました」と舌を巻いた。3歳秋に左前脚の屈腱炎を患い、昨年は4戦連続で2桁着順があったが、見事に復活を遂げた。

 4戦2勝、2着と3着が1回ずつとオール馬券圏内の中京を目標にして状態はいい。「前回も状態は良かったけど、さらにもう一枚、二枚上がってきそうです。キズナ産駒ですし、血統からも晩成というか、奥行きがありますね」と指揮官はさらなる進化を予告した。

 同馬とのコンビで重賞を2勝した藤岡佑介騎手が調教師に転身。今回初めて武豊騎手が手綱を執る。その鞍上は4日の追い切りに騎乗。「初めて乗ったけど、結構引っかかるね」と苦笑いを浮かべたが、実戦ではしっかりとアジャストしてくるはずだ。

 何よりも「動きは良かった」と感触をつかめたことは大きい。金鯱賞が行われる15日は、レジェンドの57歳のバースデー。

藤岡佑師から受け取ったバトンを手に、デビュー年の1987年から続く40年連続の重賞勝ちを決める。(山下 優)

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