◆WBC 1次ラウンドC組 日本―チェコ(10日・東京ドーム)

 侍ジャパン・村上宗隆内野手(26)が待望の今大会1号を放った。23年3月21日のWBC決勝・米国戦以来3年ぶり、通算8本目の代表アーチは5点リードの8回2死満塁から飛び出した。

打った瞬間それと分かる確信の一発。チェコの左腕ジョンソンの真ん中高め140キロの直球を完璧に捉えると、打球速度180・4キロの速さで バックスクリーン右横に放り込んだ。飛距離129・5メートル(データはいずれもNPB+)の会心の当たりに東京ドームに詰めかけたファンは総立ちとなった。

 2日の強化試合・オリックス戦、3日の同・阪神戦(ともに京セラD)では快音なし。1次ラウンド(R)の台湾、韓国戦はともに1安打でオーストラリア戦は無安打だった。

 昨オフにヤクルトからポスティングシステムでWソックスに移籍。メジャー1年目は環境の変化やチームになじむために苦労することが多々あるが、「日の丸を背負うチャンスがあるのであれば、僕から断るということはない。そういうチャンスがあることはすごく誇らしいことなので僕は全然迷いもなかった」と、強い覚悟を持って、侍に合流した。

  前回大会は1次Rから不振にあえぎながらも、準決勝のメキシコ戦でサヨナラ打。決勝の米国戦でもアーチを放ち、ここぞの勝負強さを見せつけた。「できるのであれば毎打席ホームラン打ちたいですし、毎打席いい打撃ができれば。何とか自分の状態を上げながら、いい打席をたくさん送れるようにしていきたい」と闘志を燃やしていた“村神様”が、1次R最終戦でようやく本領を発揮した。

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