◆第71回ダイオライト記念・Jpn2(3月11日、船橋競馬場・ダート2400メートル、良)

 砂のステイヤーがそろった第71回ダイオライト記念・Jpn2は12頭立て(JRA4、地方8)で争われ、7番人気で兵庫所属のオディロン(吉村智)がダートグレード競走初制覇。川崎記念・Jpn1(4月8日、川崎)の優先出走権を獲得した。

地方通算3832勝目の吉村智洋騎手(41)=兵庫=もダートグレード初勝利となった。

 スタミナ自慢がそろった伝統の一戦を制したのは、兵庫からの刺客・オディロンだった。

 「兵庫最強馬として、ここにきた。結果を出せて、強いところを見せられたのは素直に嬉しい」と、手綱を執った吉村智洋騎手。セラフィックコールとナルカミが前で飛ばす中、7番手を追走し虎視眈々と前をうかがい、2周目の向正面に入ると前に進出。「有力馬が先に動いて最高の展開になったし、4コーナーの手応えから差し切れると思った」と、兵庫の名手は冷静に追い出しのタイミングをうかがっていた。

 直線に入ってすぐに鞍上のムチが飛ぶと、前を行くセラフィックコールに一完歩ごとに迫り追い詰めていく。最後は半馬身差でキッチリ差し切り、うれしいダートグレード初制覇となった。森沢友調教師は「うちの厩舎にきて一番のデキ。ジョッキーのタイミングも良かった」と大金星を挙げた人馬を称えた。

 次走はオーナーと相談の上だが、川崎記念・Jpn1(4月8日、川崎)、名古屋グランプリ・Jpn2(5月4日、名古屋)を視野に調整していく。

 ◆オディロン 父キタサンブラック、母パラフレーズ(父ピヴォタル)。

園田・森沢友貴厩舎所属の牡7歳。北海道浦河町・笠松牧場の生産。通算26戦9勝(うちJRA18戦4勝)。総獲得賞金は1億9178万2000円(うちJRA7438万2000円)。主な勝ち鞍は白鷺賞、園田金盃、高知県知事賞(いずれも25年)。馬主は橋元勇気氏。

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