医師の約8割、会社員の約6割が週3回以上「自宅一人飲み」をすることが調査の結果で判明した。株式会社自然食研(所在地・大分県豊後高田市)は自宅で一人飲みをする20~60代の会社員505人、内科医・消化器内科医506人を対象に「一人飲み習慣と慢性的な肝臓負担」に関する調査を行い、その結果を公表した。

 同社は「外食とは異なり、他人の目を気にせず自分のペースでリラックスできる利点がある一方で、見過ごされがちなのが『セルフケアの難しさ』です。気づかないうちに飲酒量が増えたり、休肝日が減ったりと、慢性的な健康リスクを抱え込む懸念があります」とし、その実態に迫った。

 会社員に対して「平均で週に何回、自宅で一人飲みをするか」は1~2回以下が43.7%で最多だったが、5回以上が33.1%で続き。3~4回が23.2%。一人飲みの頻度が二極化している状況がうかがえるという。

 「自宅で一人飲みをする理由」には「他人に気を使わず、自分の好きなペースで飲めるため」が55.3%で最も多く、「ストレス解消のため」が42.2%、「リラックスするため」が41.6%となった。

 「ここ数年で自宅で一人飲みをする頻度に変化はあったか」には「とても増えた(9.7%)」「やや増えた(22.3%)」「変わらない(59.6%)」「やや減った(4.2%)」「とても減った(4.2%)」という結果に。近年はコロナ禍以来、「テレワークの普及、外出控えなどの社会的背景を経て、自宅でお酒を楽しむスタイルが定着・拡大し続けている傾向が読み取れます」と同社。

 「自宅での一人飲みでは、1回あたり何杯程度を目安に飲むか」が「5杯以上(10.5%)」「4杯(7.3%)」「3杯(20.8%)」「2杯(27.1%)」「1杯(28.3%)」「決めていない(6.0%)」。「3杯以上」の合算が約4割に達し、同社は「自宅という制限のない環境ゆえに、ついつい飲酒量が伸びてしまう方もいる実態がうかがえます」としている。

 一方、医師に対しての調査で「平均で週に何回、自宅で一人飲みをするか」の回答は5回以上が34.6%、3~4回が46.8%と3回以上が約8割となり、健康リスクを熟知している医師でも、一人飲みの魅力や必要性を感じている様子がうかがえるデータに。1~2回以下は16.0%で、「自宅で一人飲みはしない」も2.6%いた。

また、「自宅での一人飲みは飲酒量が増えやすい傾向にあると感じるか」と尋ねると「非常に感じる(25.5%)」「やや感じる(54.9%)」と回答しており、「一人飲みでは飲酒量の自己調整が難しくなりやすいと実感していることがわかりました」と同社は分析している。一方で自宅一人飲みをする医師に対して「気をつけていることはあるか」との問いには「飲酒量の調整(47.5%)、「アルコールと同量以上の水を飲む(47.3%)」「肝臓の健康維持をサポートする成分(オルニチンなど)の摂取(42.6%)」の回答があった。

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