歌舞伎俳優坂東彌十郎が12日、都内でNHK総合のスペシャル時代劇「眠狂四郎」(24日・後10時)の記者会見に長谷川博己菜々緒と出席した。

 かつて市川雷蔵さん、田村正和さん、片岡孝夫時代の片岡仁左衛門が主演したことで知られる名作時代劇が令和に復活。

彌十郎は初共演となる眠狂四郎役の長谷川について「スタジオに入る前、最初に会った時から眠狂四郎だった。雷蔵さん、田村さん、仁左衛門さんのイメージがあるけど、長谷川さんの狂四郎になっている。いい作品に仕上がっていると思います」と印象を語った。

 狂四郎と深い因縁を持つ江戸幕府の大目付・松平主水正(もんどのしょう)を演じた。役柄について「ただの悪人ではない。自分は正義と思って日本の国を守ろうとする。信念で生きている。なおかつ悪く見えないといけない。狂四郎とのバランスも意識しました」。長谷川演じる狂四郎と激しい殺陣を披露する場面もあるが、「もっと立ち回りをやりたかった」と悔しがった。

 父の坂東好太郎が映画で活躍していた影響で、幼少期は京都・太秦で過ごした。「65年前には東映京都撮影所の近所にいました。

当時、遊んでくれた職人さんたちは、もういないけど、撮影所の雰囲気は変わっていなかった」と愛着を語った。

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