◆第62回金鯱賞・G2(3月15日、中京競馬場・芝2000メートル、1着馬に大阪杯の優先出走権)

 黄金タッグでG2制覇。さらなる大舞台への足がかりにする。

古川吉はシェイクユアハートの28戦のうち、22戦で手綱を執り、特徴も把握済み。3勝クラス卒業に15戦を要したパートナーを2走前の中日新聞杯では、重賞ウィナーへと導いた。「相手なりに(走る)と言われるけど、能力が上がっていないと無理な話だから」と成長を背中越しに感じている。

 管理する宮調教師とは長年の付き合い。2月の小倉大賞典では同じく管理馬のタガノデュードで勝ち、節目のJRA通算600勝を達成。デビュー2年目でGI初制覇した1997年の阪神3歳牝馬S(今の阪神JF)を勝ったアインブライドからは約30年もの月日が流れた。「ずっと乗せてもらっている。先生もあると思うけど、僕も(先生に)信頼感があります。何せ、長いんでね」と白い歯をのぞかせた。

 騎手生活は今年で31年目に入った。「長年やるためには、自分のレベルをずっと上げていかないといけないから」。飽くなき向上心を抱く職人が、円熟の手綱さばきを披露する。

(山下 優)

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