ロックバンド「LUNA SEA」が12日、東京・有明アリーナでワンマンライブを開催した。2月17日にドラムの真矢さん(享年56)が死去して以降初となるライブ。
開演と同時に響いたのは、真矢さんの声だった。「LUNA SEAは決して止まらないからね!」。生前最後の公の場となった昨年11月の映像がモニターで流され、真矢さんのまな弟子でありサポートドラマーとして加わった淳士も含めた5人が登場。「UP TO YOU」などを披露し、SUGIZOは「真矢はにぎやかなのが好きだから。ド派手にいきましょう!」と熱く呼び掛けた。
ステージ上には、この公演のために真矢さんが用意していたドラムセットも設置。デビュー当時を想起させるYAMAHA製の最新モデルだといい、SUGIZOが「真矢、ここにいるから」とクールな声で紹介した。会場のロビーには写真や衣装が展示されたメモリアルコーナーも作られ、多くのファンが唯一無二のドラマーをしのんだ。
35年以上に及ぶ真矢さんとの日々を振り返ったRYUICHIは「面白いことがいっぱいあった。笑顔で冗談言い合って、長いツアーでもそういう時間を大切していた。ムードメーカーでね」としんみり。
真矢さんが生前、メンバーへ託したのは「バンドの音楽を止めないでほしい」との思い。その言葉を体現するかのように目いっぱいロックをとどろかせたJは「真矢くんがたたき続けてきたビートが体の中に刻まれてるんだなと感じながら演奏させてもらった」としみじみ。「真矢くんがいなくなってから、何も手がつかなくて心の置き所をずっと探してる感じだったけど、今日見つけたね。やっぱりみんなと一緒に盛り上がるライブ、ここが俺の心の置き場所なんだなと思いました。これからも真矢くんの思いを持ってガンガンずっと走って行きます」と誓った。淳士は感極まって大粒の涙を流した。
客席では何度も「真矢ー!」の声が飛び交ったほか、「きよしこの夜」を合唱する場面もあり、INORANは「どれだけ真矢くんが愛されていたか、どれだけLUNA SEAが皆さん愛されていたか教えられました」と感激。「お笑い担当がいなくなっちゃったので、僕が務めなきゃいけないと勝手に思ってる。精進します」と優しく笑った。
SUGIZOは「命ある限り、真矢とともに走って行きます」と決意。
〇…公演中には、5月から全国22都市を巡るツアーを開催することも発表。開幕はメンバーの地元でもある神奈川・秦野市の「クアーズテック秦野カルチャーホール」での凱旋ライブとなっている。さらに、真矢さんも含めた5人の新たなアーティスト写真も公開された。

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