右の大砲として期待される巨人のボビー・ダルベック内野手(30)が4試合ぶり安打となる先制適時打を放った。両軍無得点の2回1死二塁、ソフトバンクの開幕投手・上沢の高め直球を捉える右前に運んだ。

「いいボールをしっかりと見極めて、タイミングを合わせてというところを意識しました」。助っ人の1本が1―0のV打となった。

 11日に行われた同戦で同じ一塁、三塁を守るリチャードが2回に死球を受けて「左第5中手骨骨折」と診断され、2週間後に控えた開幕戦出場は厳しい状況となった。いまだレギュラーが不透明の中、右の長距離砲に期待はさらに大きくなったとも言える。オープン戦は8試合に出場し20打数4安打で打率2割、2打点だが徐々に日本の投手にも慣れてきており、「今日はボールもよく見えましたし、自分の理想に近い打撃ができた」と状態を上げている。

 まだオープン戦で長打こそないが、フリー打撃では特大弾を放つなどスラッガーとしてのパワーはチーム随一。11日の試合前練習では阿部監督から「構え方、特に内角のスペースの作り方」を教わり、「その教訓が、今日の打席に生きた」と手応えを口にしたダルベック。中軸として勝負強さをこれから見せていく。

(臼井 恭香)

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