◆プロボクシング ▽日本ミドル級(72・5キロ以下)王座決定戦10回戦 〇同級1位・竹迫司登(判定)同級2位・酒井幹生●(3月12日、東京・後楽園ホール)

 日本ミドル級王座決定戦で、元日本・東洋太平洋同級王者の同級1位・竹迫司登(かずと、34)=ワールドスポーツ=が同級3位の酒井幹生(32)=角海老宝石=を3―0の判定で下した。竹迫は21年5月に日本同級王座の4度目の防衛に成功した後、同年12月に王座返上しており、4年3か月ぶりの同王座返り咲きとなった。

 竹迫は前半、「スパーで何度もやっていたのでやりづらかった」という酒井を相手に攻めあぐね、5回終了時の公開採点は2者が1ポイント差で酒井を支持。しかし、中盤以降はパワージャブを起点に攻勢を強め、最終10回には左右の強打で酒井をぐらつかせた。ジャッジの採点は2者が97―93、1者が99―91でいずれも竹迫を支持した。

 「酒井選手も(酒井を指導する)竹内(真志)トレーナーも僕のことを知っているので、そこを考えすぎて慎重にいってしまった。冷静すぎた」と振り返ったが、「2人(酒井選手と竹内トレーナー)に勝てたので、自分の中でひとつ自信になった」と手応えも口にした。

 試合前には4歳の長女から「絶対、ベルトを獲ってくるんだよ」とプレッシャーをかけられていたという。「自分が大好きなチョコレートを毎日見せびらかして、『お父さんが試合に勝たないと食べられないよ。お父さんが勝ってから食べる』と言ってきて。やっぱり自分の娘だなと」と目尻を下げた。

 21年5月の日本王座防衛戦で1回KO勝ちした国本陸(六島)に24年12月の再戦で1回TKO負けを喫し、一時は進退も考えた。しかし、再起2連勝で地域王座を獲得。元世界ランカーは「ボクシングをやる以上は世界を(目指していく)。

限られた試合を大切にして一つ一つ確実に勝って、登っていきたい。世界へ向けて挑戦していきたい」と、層の厚いミドル級で世界を目指す決意を示した。

 戦績は竹迫が19勝(15KO)3敗1分け、酒井が6勝6敗1分け。

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