侍ジャパンが14日(日本時間15日)のベネズエラとの準々決勝に“沢村賞リレー”で臨むプランが12日(同13日)、浮上した。先発のドジャース・山本由伸投手(27)から伊藤大海投手(28)への継投を準備している模様だ。

この日ブルペン入りした山本は「ここまで残っているチームはどこも実力が十分のチームだと思う。僕たちもより万全に準備して、ベストな状態でプレーできたら」と静かに闘志を燃やした。

 井端監督は全体練習後の会見で、一発勝負が始まる初陣を日本のエースに託すことを正式表明。80球の球数制限がある中で「行けるところまで行ってほしいけど、先のことを考えて1回、1回、一人、一人を大事にして投げてもらえれば」と目の前の打者に集中しながら中盤までのイニング消化を期待した。

 由伸からバトンを受け継ぐ可能性が高い伊藤は3回前後のイニングを任されることになりそうで、近づく出番に向けて「体調面をしっかり整えて、あとはゲームではやってきたことを出すだけです」と言い切った。当初2番手での登板も選択肢に挙がっていた菊池は準決勝以降に備え、好調の種市は抑えを含めた重要局面で投入される見通しとなった。

 井端監督が「まずは上位打線は抑えたい。各回、先頭をきっちり抑えるのが重要」と分析したように、アクーニャ(ブレーブス)、アラエス(ジャイアンツ)ら強打者が並ぶ上位を封じられるかどうかが勝敗に大きく影響しそうだ。21~23年まで沢村賞を3年連続で受賞し、昨季はワールドシリーズMVPの由伸。昨年沢村賞に輝いた伊藤。日本の誇る両右腕の出来が命運を握る。

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