第49回日本アカデミー賞の授賞式が13日、都内で行われ、映画「TOKYOタクシー」(山田洋次監督)の倍賞千恵子(84)が最優秀主演女優賞を受賞した。倍賞の同賞受賞は、第4回(1981年)「遥かなる山の呼び声」「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」で選出されて以来、45年ぶり2度目の戴冠となった。

 自身の名前が読み上げられると、驚きのあまり立ち上がることができなかった。2013年に「わが母の記」で受賞した樹木希林さんの同賞最高齢記録(70歳)を更新。「戦後80年、81年にかけて『TOKYOタクシー』に出演させていただいたこと、とっても感謝しています。本当にうれしいです」と喜びをかみ締めた。

 「第1回(1978年)のアカデミー賞は『幸福の黄色いハンカチ』(で優秀主演女優賞)だったんです。それから長い間この仕事をしてきたな…」と当時を回想。「日本一美しい富士山よりも素晴らしいスタッフと、一緒にこの映画を作り上げたと思っています。どうもありがとう」とブロンズを撮影チームに見せ、喜びを分かち合った。

 ダブル主演した木村拓哉について「タクシーの中での(撮影)シーンが多くて、バックミラーに彼の目が映ると『何て大きな素敵な目なんだろう』と力をいただきました。木村君、どこかでもし聞いていたら『ありがとうございました』。これからも精進して参ります」と力強く語った。

 同映画は東京の街を舞台に、タクシー運転手(木村)と人生の終活に向かう85歳のマダム(倍賞)が繰り広げるヒューマンドラマ

優秀主演女優賞には「ドールハウス」の長澤まさみ、「ナイトフラワー」の北川景子、「遠い山なみの光」の広瀬すず、「ファーストキス 1ST KISS」の松たか子が受賞した。

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