◆WBC 準々決勝 カナダ3―5米国(13日・米テキサス州ヒューストン=ダイキンパーク)

 米国がカナダを5―3で下し、ドミニカ共和国と対決する準決勝に駒を進めた。お家芸のホームランは出ず、長打は二塁打1本だけだったが、序盤のチャンスを着実に得点につなげ、鉄壁のブルペン陣で逃げ切った。

 主将のジャッジ(ヤンキース)は、相手中継ぎ陣がマイナー選手などで情報が十分でない中、打者同士のコミュニケーションを重要視したという。「とにかくグラウンドに立って、直感を信じてプレーするだけだった。打者同士で情報を交換するやり取りがとても重要だった。本塁打だけに頼るわけにいかない。一発が出ない時は、小技で走者を進める必要があり、得点するために、いろんな方法を試さないといけない」と、データの少ないカナダ中継ぎから点を重ねた戦いを振り返った。

 終盤は、ブルペン陣が反撃をピシャリ。最後は6番手のミラー(パドレス)が、最速102マイル(約164・8キロ)を連発した。18球中で直球すべてが100マイル超えという剛速球でカナダ打線を圧倒し、セーブを記録した。

 いよいよ準決勝。デローサ監督は「史上最高の試合のひとつになる」と、マイアミでのドミニカ共和国戦に焦点をピタリ。ジャッジ外野手は「3月でもプレーオフの雰囲気を味わっている。気持ちも高まり、マイアミ行きの飛行機に乗って、試合に臨むのが楽しみだ。

相手の実力は知っているし、攻撃も打線も全てが最高レベルだ」と意欲を語った。

 15日(同16日)、準決勝の相手は長打力とダイナミックな野球を見せるドミニカ共和国。先発にはエースのスキーンズ(パイレーツ)を投入する。準決勝以降の球数は95球まで増える。デローサ監督は「85球から90球」をメドと明かし、ジャッジは「彼が投げる試合は全て好き。メキシコ戦の投球(4回1安打無失点7K)はすごかった。ただ、マウンドで投げて仕事をやり通したのは本当に印象的だった。彼の投球を楽しみにしている」と期待を寄せた。

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