25年限りで現役を引退した元DeNAの三嶋一輝氏の引退セレモニーが14日、ソフトバンクとのオープン戦を終えた後、横浜スタジアムで行われた。

 国指定の難病である「黄色じん帯骨化症」にも悩まされた現役生活。

苦しいリハビリを乗り越えることができたのは、周囲の支えがあったからだ。「監督、コーチ、選手のみなさん今まで13年間一緒に戦ってくれてありがとうございます。野球人としていろんな人に愛されてると実感しました。本当に幸せでした」。両親にむけ「愛情を持って育ててくれたからいろんな人に愛されるようになりました本当にありがとう」。愛する2人の息子と妻には「たくさん遊ぼうね。こどものたちのことを必死に守ってくれてありがとう。愛してます」と目を赤くしながらあいさつした。

 渾身(こんしん)のラストピッチ。同期入団の宮崎が右打席に入る中、左へ大きくそれた。「(引退してから)正直この3か月でキャッチボール2回しかしていない。全力で投げました。

絶対打てないボールを投げました」と笑いを誘った。捕手を務めた戸柱がなんとかグラブに収めると、スタンドからはとびきりの拍手がわき起こった。

 背番号17が13年のプロ生活に幕を下ろした。「ファンのみなさんにありがとうだったり、お疲れ様だったり、たくさん(声援を)いただいた。僕からしたら、こちらこそ本当にありがとうございました。僕から感謝を伝えたいと思います」と、ファンにも感謝の言葉を述べた。「野球は僕から取れない。幅広く色々な経験をして、ユニホームを着る機会がまた来たときに恥ずかしくない、そんな人間になっていたい」と、第二の人生に挑戦する。

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