第98回センバツ高校野球大会(19日開幕)に向けた甲子園練習が14日、スタートした。春連覇を目指す横浜(神奈川)や、昨秋の明治神宮大会優勝の九州国際大付(福岡)、大阪桐蔭、東洋大姫路(兵庫)など16校が登場。

15日までの2日間で全32校が30分ずつ汗を流す。

 ラストの16校目で聖地に登場した大阪桐蔭ナインは力強いスイングで快音を響かせた。黒川虎雅(たいが)主将(3年)は半袖姿で練習。夕暮れで肌寒くなるなか「汗をかいているくらいなので…」と気合がほとばしった。昨年は春夏とも甲子園出場なし。「自分たちは甲子園を経験してなくて、来られた喜びがあります。『ここで勝つぞ』という意識で練習させてもらいました」と闘志を燃やした。

 “大トリ”出場は過去3度で2度の優勝を果たしているが、初戦の熊本工戦を前に、もう一つの吉兆データがある。春夏含め過去10大会で11度、九州勢と対戦し全勝。7大会は優勝に輝いている。初戦に勝てば、V確率7割となる。

 黒川主将は「(データは)知らないですが、熊本工さんはいいチームでそんなに簡単にはいかないのは分かっている」と慎重な姿勢も「相手の高校さんよりも勝ちにこだわって準備をしている自信はあります」ときっぱり。

猛練習で培った自信を胸に、大阪桐蔭プライドで、先輩たちに続く。(高柳 義人)

 〇…東洋大姫路のエース左腕・三上颯真(3年)が名勝負の再現を狙う。この日、憧れのマウンドに初めて立ち「最高の景色でした。少し硬いと感じたが、自分に合っていると思う」と笑顔。花咲徳栄とは03年センバツ準々決勝で延長15回引き分け再試合となり、再試合で延長10回サヨナラ勝ちした“因縁”がある。背番号1は「投手戦が見せられるように、インコースを攻めて力と力の勝負をしたい」と意気込んだ。

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