◆明治安田J1百年構想リーグ(イースト)▽第6節 鹿島1―0川崎(14日・メルカリスタジアム)

 鹿島は川崎を1―0で下し、5連勝を飾った。0―0で迎えた後半34分にFWレオセアラが決勝点を奪った。

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 鹿島の鬼木達監督は「本当に気持ちのこもったゲーム。苦しい時間でチームが1つとなり、やるべきことをやり続けた結果、チャンスで決めきる意識も現れていた」と勝利を誇った。

 相手GKの好セーブもあり、なかなか得点が奪えずにいたが、鹿島はバランスを崩すことなく“その時”を待ち続けた。

 厄介だった相手選手がベンチへと下がり、後半21分の田川亨介と林晴己の投入でジワジワと攻勢を強めると、29分に切り札として柴崎岳を投入。その5分後、柴崎の浮き球を鈴木優磨が折り返し、レオセアラが冷静に左足で流し込んで決勝点が生まれた。

 鬼木監督は「自分たちのストロングをどうやって出していくか、選手たちが試合前から把握した中で戦ってくれた」と振り返った。前半から圧倒し、複数得点を奪うことが理想的ではあるものの、相手あってのサッカーであり、必ずしもうまくいくわけではない。それでも失点することなく“その時”を待ち、途中出場選手のストロングポイントの発揮で二の矢、三の矢を放つことができるのが、今季の鹿島の強さだ。

 これでリーグ戦は21戦負けなし(PK戦負けを除く)。昨年7月に最後に敗れた川崎に勝利し、指揮官は「選手の成長を感じたゲーム」と勝利を誇った。うまくいかなくても、自分たちから崩れることなく、ジワジワと相手を土俵際に追い込んでいく―。鬼木監督が鹿島に植え付け、昨季の9季ぶりVの原動力となったマインドに、さらなる磨きがかかってきた。

(岡島 智哉)

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