◆オープン戦 ヤクルト0―4オリックス(14日・神宮)

 最後に粋なサプライズが待っていた。昨秋限りで現役引退したヤクルト・川端慎吾2軍打撃コーチ(38)の引退試合。

「2番・DH」で先発出場したが、9回2死から遊撃の守備に就いた。ショートを守るのは2013年7月12日の広島戦(神宮)以来、4628日ぶりだった。

 すると来田の飛球がまさかの頭上に-。白球は見事に、川端のグラブへと収まった。

 「ここから始まったんだなって。ショートが一番苦しい、つらい思いをしているので。たくさん練習しましたし」

 池山隆寛監督の名采配に神宮は大熱狂。4打席全て“ガチ対決”も無安打に終わり、稀代のバットマンは「まあまあ。でも、十分です」と笑みを浮かべた。

 ヤクルト一筋20年で通算1100安打。涙のスピーチでは、家族にこう伝えた。

 「ヒットを打って家に帰ってきた時、『ナイスバッティング』と迎えてくれるのが本当にうれしかった。

もう言ってもらえなくなると思うと寂しいけど、これからもみんなのために仕事頑張るから、変わらずよろしくね」

 大いなる野球人生の第2章も、かっこいいパパであり続ける。(加藤 弘士)

【応援団に“異例のお願い”】

 〇…川端の引退スピーチではヤクルト応援団に“異例のお願い”がなされた。「1つ検討してほしいことがあります。『悲しみなんて笑い飛ばせ』のチャンステーマを、これからも使って頂けないでしょうか。チャンスで選手たちに、僕からも背中を押したいので」。自身の登場曲で人気チャンステーマだった同曲の継続採用を望んだ。セレモニーでは同曲を歌うファンキーモンキーベイビーズが登場し、生歌唱を披露。超満員のファンを沸かせた。

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