侍ジャパンドジャース・山本由伸投手(27)が14日(日本時間15日)、準々決勝・ベネズエラエ戦で先発する。23年MVPアクーニャ(ブレーブス)、22~24年に3年連続首位打者のアラエス(ジャイアンツ)ら強打者がそろうが、前日12日に「全体的にすごくよくなっている。

コントロールもより細かいところができてきているので、本当に自信を持って次のマウンドに上がりたいなと思います」と意気込んでいた右腕。2連覇へ米マイアミでの先陣を切る。

 大舞台の強さは折り紙付きだ。負ければ終戦という重圧がかかる中でも結果を残してきた。24年には2勝2敗だった地区シリーズのパドレス戦で先発し5回2安打無失点と快投。昨年、ブルージェイズとのワールドシリーズでも2勝3敗と追い込まれた第6戦で6回1失点で第7戦に望みをつなげると、3勝3敗の頂上決戦では9回途中から中0日で救援登板して、2回3分の2を無失点に抑えて胴上げ投手になり、シリーズMVPに輝いた。

 どんな舞台でも淡々とやるべきことに集中するからこそ、重圧に勝ってきた。「どの試合も同じ気持ち」というのが山本のポリシー。オープン戦であろうと、負けられない大一番だろうと、同じように調整、準備を整えてマウンドに上がる。どんな登板でも口癖のように「落ち着いて」平常心を保ってきた。ベネズエラ戦は、完全アウェーの空気になる可能性もあるが、エースにとっては関係ない。

 50球以上投げた場合は、中4日以上の休養が必要のため、今大会最後の登板となる。

一方で球数制限は1次Rの65球から、準々決勝は80球に増える。「とにかくチーム一丸でやっていけたら勝てると思うので、全員で戦いたいなと思います」。プレミア12、五輪、WBC、日本シリーズ、ワールドシリーズで頂点を経験した優勝請負人が、2連覇への道筋を作っていく。(安藤 宏太)

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