◆ファーム・リーグ 巨人18―5オイシックス(14日・ジャイアンツタウンスタジアム)

 今季から1リーグ3地区制に再編された2軍公式戦「ファーム・リーグ」が14日、開幕し各地で7試合が行われた。巨人はオイシックスと対戦。

「4番・三塁」で出場したドラフト6位の藤井健翔内野手(18)=浦和学院=が適時二塁打を含む2安打2打点と活躍。石井琢朗新監督(55)率いるチームは20安打18得点と快勝発進した。

 歓声とどよめきが鳴り響く中、藤井は二塁に到達すると両手を上げて笑顔を見せた。2点リードの3回1死三塁で迎えた第2打席。カウント1―1から左腕・高田のカーブを捉えた打球は、右中間フェンス上部を直撃する適時二塁打。プロ初安打、初長打、初打点をマークし、石井2軍監督の4番起用に結果で応えた。「1本出たのですごく自信にもなったし、打点も付いたので4番で使ってもらった役目は果たせた」と笑顔を見せた。

 一振りで迷いを振り払った。教育リーグでは4試合に出場して計15打数1安打で6三振。「緩急や奥行きの使い方もすごい。高校の時にはなかった配球で、落差や高低差を使って攻められたので難しかった」と、プロの投手に苦戦した。キャンプ中同様、全体練習終了後は連日の特打に臨み「教育リーグでいろいろな投手を経験して、イメージを持って練習に取り組んだ。

学んだものを少しは生かせたかな」と汗を拭った。

 将来の主砲候補へ首脳陣の期待は大きい。高卒新人ながら、2軍の今季初対外試合となった2月19日の練習試合・ソフトバンク戦(ひむか)から全試合で4番に座る。「4番はそのチームを象徴する打順。チャンスを生かせばチームの勝ちにつながるので、チームに貢献する打者になりたい。ジャイアンツを代表して戦うためには、プレッシャーも感じながらもっとやらないと」。小学生時代から慣れ親しんだ「4番」の定位置。経験を積み、1軍で「巨人の4番」として君臨する日を目指す。(加藤 翔平)

 ◆藤井 健翔(ふじい・けんしょう)2007年8月15日、岡山・倉敷市生まれ。18歳。小学1年でソフトボールを始め、中学ではヤングMAKIBIクラブで捕手。浦和学院では2年春にベンチ入り。

昨夏の埼玉大会は4番・三塁で出場も3回戦敗退。高校通算35本塁打。25年ドラフト6位で巨人入団。スイングスピードは160キロ超え。50メートル6秒5、遠投100メートル。181センチ、96キロ。右投右打。

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