◆オープン戦 巨人1―8日本ハム(14日・東京ドーム)

 昨年限りで巨人で現役引退し、編成本部参与としてフロント入りした長野久義氏の引退試合が14日、東京ドームで行われた。巨人の丸佳浩外野手は、長野氏の最後の雄姿を見届け「さすがだな、というか、すごいなと思いました」と振り返った。

 長野氏は8回2死、キャベッジの代打で登場。応援歌が流れる中、柳川の149キロ直球を中前に痛烈にはじき返して安打を放った。さらに続く岸田の右前安打で一塁から三塁に激走。ベンチのナインも総立ちで笑顔で拍手を送った。

 9回の守備では大歓声の中、慣れ親しんだ右翼に入った。代わった直後、最初の打者、常谷の飛球をキャッチ。本拠地は、またも大歓声に包まれた。

 長野の打席を見届けた丸は「僕がカープ時代にジャイアンツと試合をやっている時も長野さんのバッティングにチームとしても苦しめられた苦い記憶が、ベンチで見ていてこみ上げてきましたね」と語り「選手として同じグラウンドに立つことがないっていうのはやっぱり改めて寂しいなって思いますね」と本音を口にした。

 東京ドームの通路には関係者から多くの花束が届き、引退試合のチケットは即完売。東京ドームに集まったファンから大歓声を受ける長野氏の姿に丸は「やっぱり長野さんの人柄というか、今日のファンの皆さんの大歓声を聞くと選手も当然そうですけど、長野久義という、人間的にも選手としても応援したいなと思ってもらえているのはすごい思いましたね」。誰からも愛された長野氏の雄姿を見届け、笑みを浮かべた。

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