レスリング女子で24年パリ五輪金メダルの藤波朱理が15日、都内で行われた日体大の卒業式に出席した。「最高のご縁に恵まれて、いい4年間を過ごすことができた。

パリ五輪が一番の思い出。日体大に来て金メダルを取れたことはうれしかったし、最高の思い出」と充実した表情で在学期間を振り返った。

 式典では卒業生1753人を代表してあいさつ。公式戦150連勝中と紹介された際には会場中からどよめきが起こった。昨夏に決めた日体大カラーの青い着物にシルバーのはかまを着用し、「私は競技者として、今年のアジア競技大会優勝、2028年のロサンゼルス五輪での優勝を目標に一歩一歩歩み続けます」と大きな目標を語った。

 卒業式後、取材に応じ、代表あいさつは「(試合より)こっちの方が緊張した。やばい~と思って」と百戦錬磨の22歳もこの日は手が震えるほどの緊張に襲われた。目標に掲げた今年9月の愛知・名古屋アジア大会は地元の三重県四日市市からもほど近い。「そこにかける思いは強い。応援してくれる人たちの目の前で、肉眼で見てもらって優勝することが今のモチベーション」と力強く話した。

 4月からは放送・音響システムや電子機器の施工・販売を行うレスターに入社する。現在は一人暮らしを始め、「自炊に挑戦したい」と新生活に胸を高鳴らせている。

競技生活に向けても「覚悟や責任もある。より一層、自分自身と向き合ってレスリングを極めていきたい」と社会人生活への思いを語った。

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