競泳の日本選手権(19日開幕・東京アクアティクスセンター)に出場する静岡県内中高生スイマーによる最終合宿が15日に西ケ谷水泳場で行われ、昨夏の全国高校総体男子200メートル平泳ぎで優勝した宮崎緒里(いおり、浜松商高1年)が参加した。今回の2025年度大会には50、100、200の平泳ぎと400メートル個人メドレーにエントリーする期待の16歳が、日本のトップ選手に挑戦する。

 高校1年生ながら得意の200メートル平泳ぎでは現在、日本ランキング8位に付ける。「まだ上位の選手には遠いかもしれないけど、常に同じ舞台で戦えるところにいたい」と、意欲を見せた。中3で臨んだ昨年はB決勝に進出。今回は十分、決勝圏内だが、「順位よりまずは、タイムが目標。ナショナル選手標準記録C(2分9秒95)を突破したい」。2月のコナミオープンでマークした2分10秒70の自己ベストを更新し、初の9秒台に照準を合わせた。

 心も体も成長中。高校入学して身長は2センチ伸びた。筋トレも増やし、腕のかきや、キックの力も着実に上がっている。今のテーマは50から100メートルの泳ぎで、「ゆったりとした中に、もう少しスピードが欲しい」と、課題を挙げた。

 今年の最大の目標は8月にバンクーバーで行われるジュニア・パンパシフィック選手権出場だ。2008年から13年生まれが対象で、6月に行われる今年度の日本選手権の成績で選考される。

「将来は、五輪や世界選手権で活躍する選手になりたい」。アトランタ五輪に出場した父・義伸さん(47)の背中を追いかける緒里が、今回の大会で自身の現在地を図る。(塩沢 武士)

 ◆宮崎 緒里(みやざき・いおり) 2009年9月23日、埼玉生まれで浜松市在住の16歳。生まれてすぐベビースイミングで水泳を始めた。新津中から浜松商高に進学。昨夏の全国高校総体200メートル平泳ぎで優勝、国スポ少年男子B100メートル平泳ぎでもVを飾った。176センチ、72キロ。家族は両親と兄。

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