サッカー日本代表が今月行う親善試合、英国遠征(現地時間28日スコットランド戦、同31日イングランド戦)のメンバーにアヤックスDF冨安健洋(27)が24年6月以来、1年9か月ぶりに招集されることが15日、濃厚になった。

 冨安は14日のオランダ1部、ホームのスパルタ戦で加入後初先発。

アーセナル時代の24年5月19日・エバートン戦以来、664日ぶりの先発で、左サイドバックとしてプレーした。前半32分にオーバーラップから左サイド深くで2人をはがし、中央へ折り返すと、ここからチームの2点目が生まれ、得点に絡む活躍を見せた。後半24分までピッチに立ち、4―0で4試合ぶりの勝利に貢献した。

 森保ジャパンにとっては経験豊富なセンターバックの復調は心強い。森保一監督(57)は22年カタールW杯でも16強入りに貢献した冨安に関し、かねて「(時間限定の)ピンポイントでも我々の戦力になり得る状態だと見極めた時は招集したい」と、絶大な信頼感をうかがわせていた。

 英国遠征はW杯メンバー発表前、最後のテストマッチ。このタイミングでの再招集に向け、日本サッカー協会関係者は本人サイドと密にコミュニケーションを図り、コンディション面の確認を重ねてきたと見られる。冨安は長く右膝のけがに悩まされたが、今冬加入のアヤックスで2月1日のリーグ戦で24年10月(アーセナル時代)以来の公式戦出場を果たすなど、復帰への階段を順調に上がってきた。

 冨安は昨年末、ロンドンで行われるイングランド戦に向け「(そこを)目指している。アーセナルファンにもあいさつできていないので、元気な姿を見せられたら最高のシナリオ」と語った。代表発表は19日。世界基準の高さと対人の強さ、リーダーシップを兼ね備える待望の存在が、いよいよ森保ジャパンに戻ってくる。

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