米映画芸術科学アカデミーが主催する第98回アカデミー賞の発表・授賞式が16日(現地時間15日)、米ロサンゼルスのドルビーシアターで行われ、「ワン・バトル・アフター・アナザー」(ポール・トーマス・アンダーソン監督)が作品賞に輝いた。

 昨年9月の全米公開時から「今年のアカデミー賞の大本命」とされてきた同作。

直前の米俳優賞(旧SAG=全米映画俳優組合賞)の最高賞・キャスト賞こそ、「罪人たち」に譲ったものの、ゴールデン・グローブ賞をはじめ、ほとんどの前哨戦を制してきた。アカデミー賞では12部門にノミネートされていた。英ブックメーカー(賭け屋)のオッズでもノミネート発表直後の1月23日の時点で1・2倍(ウィリアムヒル社)、1・14倍(ラドブロークス社)と圧倒的な人気を得ていた。

 レオナルド・ディカプリオ演じる、娘を守るために奮闘する元活動家の男・ボブが主人公のアクションエンターテインメント。ボブを執拗(しつよう)に追い詰めるロックジョー大佐役にショーン・ペン、ボブを手助けする”センセイ”ことカルロス役にベニチオ・デル・トロと、オスカー俳優3人のそろい踏みも大きな話題となった。

 アンダーソン監督にとって、監督作の作品賞へのノミネートは、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年)、「ファントム・スレッド」(17年)、「リコリス・ピザ」(21年)に続き4度目だった。

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