◆WBC 準決勝 ドミニカ共和国1―2米国(15日・米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 23年大会準優勝の米国が、優勝候補のドミニカ共和国を逆転で破り、17年大会以来2度目の優勝に王手をかけた。一方、1点差の9回2死三塁の好機で、フルカウントからの最後の1球は、MLB公式サイトの配球チャートでも低めに外れるボールゾーンに表示されながらもストライク判定。

まさかの判定にドミニカ共和国ナインは呆然となり、大一番での煮え切らない結末となった。

 今季からは米大リーグで「ロボット審判」こと自動ボール・ストライク判定システム(ABS)が導入される。同システムは、原則として球審がボール、ストライク判定をするが、投手、捕手、打者が投球直後に帽子やヘルメットをたたくジェスチャーをしてチャレンジをすると、機械で判定。各チームは毎試合2回のチャレンジ権を持ち、成功すれば回数は減らない。延長突入後、チャレンジ権が残っていなかった場合は1度のチャレンジ権が与えられる。

 WBCの今大会では導入されておらず、ストライク判定を巡ってはこの試合だけでも“疑惑の判定”が続出。8回の先頭ソトの見逃し三振も低めのボール気味の1球。くしくも、米国が恩恵を受ける形となった。試合後の会見では、自動判定システムの導入の是非についての質問も飛び、米国のデローサ監督も「次回大会はそうなるのでは。私も同意する」と前向きな姿勢を示した。

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