大相撲 ▽春場所9日目(16日、エディオンアリーナ大阪)

 東三段目25枚目・道轟(どうごう、放駒)が、東三段目22枚目・淡の海(鳴戸)に押し倒されて、1勝4敗となった。

 前日の15日に元大関・若嶋津の日高六男さんが肺炎のため死去した。

道轟は若嶋津さんが師匠だった松ケ根部屋時代からの弟子。先代への思いとともに土俵に上がった。「力みすぎてしまった。正直整理し切れていない部分がある。考えないようにと思っていたが、考えてしまった」と話した。

 悲報は15日の正午頃に師匠の放駒親方(元関脇・玉乃島)から伝えられたといい、「信じられない方が大きい。第2の父のような尊敬できる師匠だった。相撲界に入って厳しいこともあったが、先代の師匠がいたから頑張れた部分があった。稽古場では厳しかったが、稽古が終われば『大丈夫か』と優しく声を掛けてくれた」と声を詰まらせた。

 若嶋津さんの「前に出るように」という教えは今も胸の内にある。「先代からも言われてきた。引いて負けるより、前に出て負けるように言われていたので」。

残り2番も教えを貫く。

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