歌舞伎俳優の8代目尾上菊五郎(48)が17日、都内で、全国巡業「松竹大歌舞伎」(7月7日に東京で開幕。31日まで全国19会場、全27公演)の製作発表を行った。

 「いったん、千秋楽になります」と話す通り、昨年5月に始まった8代目尾上菊五郎襲名披露のラストとなる公演。自身の音羽屋にゆかりの深い「藤娘」「魚屋宗五郎」に出演する。

 これまでの襲名披露は長男・6代目尾上菊之助(12)と一緒だったが、この公演には帯同しない。「一緒に行けないことで私にも少し寂しい思いはある。息子は今年中学生になり、6月に(福岡の)博多座(での襲名披露)も控えている。日程的なものもあるが、芸道と学業を両立するのも役者の定めなので」と説明した。

 「魚屋宗五郎」は宗五郎を当たり役とする父、7代目菊五郎に教えを請う。「この巡業で3回目。やっと自分に宗五郎がなじんでくるのではないか、と自分自身に期待している。江戸情緒を大切に、父が築き上げてきた宗五郎に近づきたい」と語った。片岡愛之助、中村雀右衛門らが共演。

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