南関東牝馬クラシックの第1弾、第72回桜花賞・S1は3月18日、浦和競馬場で3歳牝馬12頭が1500メートルを争った。単勝1.1倍の断然人気に推されたアンジュルナ(野畑凌騎乗)が先手を奪い、ブレイズエッジに2馬身差をつけて優勝。

重賞4連勝で桜の女王の座に就いた。

 厳しいプレッシャーをはねのけ、アンジュルナが6連勝(重賞は4連勝)で桜の女王に戴冠した。抜群のスタートを決めると迷わずハナへ。向こう正面に入ると外からブレイズエッジがぴったりマークし、よどみない流れのまま3コーナーで並びかけられた。アンジュルナには苦しい形に思えたが、直線に入ると二枚腰を発揮。振り切ると2馬身差をつけてゴールした。

 鞍上の野畑凌は「競られてペースが上がり、息が入りづらかったけど、直線で力を出し切ってくれました」と安堵の表情とともにパートナーの底力をたたえた。「広いコースでゆったり走らせてあげた方が、より力を発揮できると思います」と2冠目となる東京プリンセス賞への自信を深めた。

 2021年のケラススヴィア以来の桜花賞Vに小久保智調教師は「一戦一戦、違う面を見せてくれてどこまで強くなるのか楽しみ。東京プリンセス賞、関東オークスの2つを取りにいきたい」と宣言。さらなる高みへ女王の歩みは止まらない。

 アンジュルナ 父ティズザロー、母アイワンダーアズアイワンダー(父アメリカンファラオ)。

浦和・小久保智厩舎所属の牝3歳。北海道新ひだか町・株式会社千里ファームの生産。通算9戦7勝。総獲得賞金は8705万円。主な勝ち鞍はローレル賞・S2、東京2歳優駿牝馬・S1(以上25年)、ユングフラウ賞・S2(26年)。馬主は竹下浩一氏。

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