第98回センバツ高校野球大会が19日、甲子園で開幕。今秋ドラフト上位候補と目される好投手、横浜の154キロ右腕・織田翔希(3年)を紹介する。

 過去一番の自分を見せる瞬間が、近づいてきた。横浜の織田は、史上4校目の連覇がかかる聖地のマウンドに立つ日を待ちわびてきた。注目の初戦は20日、相手は神村学園。「一戦必勝で、初戦に全てをぶつけたい。過去一番の状態で20日に臨みたい」と、決意表明した。

 今秋ドラフト1位候補は、一冬超えてさらにたくましさを増した。練習試合が解禁された7日の帝京三(山梨)戦では3回完全投球で、最速152キロをマーク。冬の課題とした変化球もレベルアップし、5奪三振と圧倒した。センバツから導入されるDH制で初めて対外試合に臨み、打席には立たずに投球に集中。体力が温存でき、待機中には相手打線への対策を練られることを利点に挙げ、「しっくり来ています。すごく自分のリズムで準備ができる」と手応えを語った。

 横浜が入ったブロックは、8校中4校が甲子園V経験校の“死のブロック”。

連覇への道は険しいが右腕は冷静だ。「自分が投げた試合は必ず勝つという気持ち。そして任されたイニングは、しっかり自分の役割を全うできるように」。過去最高の自分を表現した先に、春の頂点が待っている。(小島 和之)

 ◆織田 翔希(おだ・しょうき)2008年6月3日、北九州市生まれ。17歳。足立小1年で野球を始め、3年から投手。足立中では軟式野球部。高校では1年春の県大会からベンチ入り。同秋の関東大会準々決勝の東農大二戦で、公式戦初完投初完封。明治神宮大会でも準々決勝で明徳義塾を2安打完封。昨春センバツでは奥村頼人(現ロッテ)との二枚看板で優勝に貢献した。

185センチ、80キロ。右投右打。

編集部おすすめ