第98回センバツ高校野球大会が19日、甲子園で開幕。今秋ドラフト上位候補と目される好投手、山梨学院の最速152キロの二刀流右腕・菰田陽生(3年)を紹介する。

 身長194センチの二刀流。規格外のスケールを誇る山梨学院・菰田が聖地に帰ってくる。昨夏は準決勝まで進出。沖縄尚学を相手に先発したが、右肘痛を発症して1回で降板し、4―5で敗れた。「もう一度あの舞台に立って、借りを返したい。投手として打者として、チームを勝たせることができる選手になりたい」。昨秋から主将を務め、いっそう責任感は強くなった。

 オフシーズンは、それまでの「野手7割、投手3割」の練習内容から「投手8割、打者2割」にシフトチェンジ。「ピッチングやキャッチボールの時間が増え、投手として成長できていると思う」と手応えを口にする。

 過去2度の甲子園では、投手として19回2/3を投げて防御率1.37。打者では24打数10安打、打率4割1分7厘。自己最速の152キロもマークし「大きな試合になるほど、想像を超えるプレーをする」という吉田洸二監督(56)の見立て通りの輝きを放ってきた。

 投手をメインに取り組んで臨む初めての大会。沖縄尚学・末吉、横浜・織田と、再び同じ舞台に立つ。「みな活躍しているので、負けられないという気持ちはあります」。強烈なライバルの存在と甲子園という特別な舞台が、さらなる覚醒を生み出す可能性は十分にある。(浜木 俊介)

 ◆菰田 陽生(こもだ・はるき)2008年12月21日、千葉・御宿町生まれ。17歳。小学1年で野球を始め、中学時は千葉西シニアでプレーし、3年時にジャイアンツカップ出場。高校では1年春の関東大会でベンチ入り。昨秋まで通算33本塁打。194センチ、102キロ。足のサイズは32センチ。右投右打。

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