◆オープン戦 巨人8―0ヤクルト(18日・東京ドーム)

 マー君は完璧だったね。唯一許した安打も一塁手・中山のミットの下を抜けた右翼線安打。

あれは捕らなきゃいけない。5回を投げ15アウト中10をゴロで奪うなど、すごい丁寧に投げていた。慎重に投げると、どうしても四球が出るんだけど、初回先頭のひとつのみ。この日は球審の判定が辛かっただけに完璧に近い。言うことなしだね。

 移籍1年目で200勝達成を目指した昨年はまだ多少力に頼っている部分があった。150キロを出そうという色気というか、パワーピッチャーに未練があったように見えた。今年はしっかり決別してもう完全にイメージチェンジした。

 直球の最速は147キロも、ツーシーム、スプリット、スライダーにカットボール、カーブと、ボールを完全に操れていた。結果球でタイミングが合っていたのは3人だけで、あとはずらしていた。投げていて自分でも面白いんじゃないかな。

 山田や内山がいないヤクルト打線とはいえ、この時期若手は開幕1軍、スタメン奪取に向けて目の色を変えて戦っている最中だ。

そこを手玉に取った。安定感が出てきたね。(スポーツ報知評論家・高木 豊)

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