第98回センバツ高校野球大会が19日、開幕した。開会式では智弁和歌山・松本虎太郎主将(3年)がたった一人の入場行進を行った。

 昨年の準優勝旗を返還した。新チームは昨秋の県大会、準々決勝で近大新宮に敗れ、センバツ出場を逃していた。自身も1年夏から3季連続で甲子園に出場しているが、松本主将は「悔しかったという一言です。ほかのチームは20人全員並んで行進していたのに、一人で甲子園に帰ってきてしまった。自分たちは夏一本なので、そこに向けて自分たちはやるしかないという気持ちです」と悔しさありあり。チームメートには、「甲子園に行って悔しかったよ。夏は勝たんといけんよね」と伝えるつもりだ。

 今春の練習試合では、センバツ出場の山梨学院、花巻東、佐野日大、九州国際大付に全勝するなど、チーム状態も上向き。「一人一人が危機感を持って、毎日追い込んで練習していた成果が出ている。夏までにレベルアップしていって圧倒的な力をつけたい」と意気込んだ。

 春の県大会1回戦では最速151キロのプロ注目右腕の丹羽涼介(3年)擁する市和歌山と対戦。「自分たちは(相手投手を)意識していなくて、自分たちの野球をするだけです」と静かに闘志を燃やしていた。

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