◆第63回愛知杯・G3(3月22日、中京競馬場・芝1400メートル)

 感謝の思いを胸に騎乗する。モリノドリーム(牝7歳、美浦・鈴木伸尋厩舎、父モーリス)と初コンビとなる4年目の小林美駒騎手(21)=美浦・鈴木伸厩舎=は、23年新潟記念のイーサンパンサー(美浦・中野栄治厩舎=13着)以来、約2年7か月ぶりの重賞。

所属の鈴木伸厩舎の馬では初めての重賞に小林美は「先生やスタッフの皆さんにかわいがっていただいていますし、乗せていただく意味もある。その期待に応えられるような騎乗ができるように頑張りたい」と言葉に力を込める。

 初コンビの相棒は7歳牝馬。昨年は7着で、転厩初戦となった前走のカーバンクルSは0秒2差の4着と復調の兆しを見せた。「乗っていた先輩の津村さん(04~07年まで鈴木伸厩舎所属)、(横山)武史さん(現所属)からアドバイスを聞きながら、作戦を組み立てられたら」と意見を参考にする。

 25年は37勝と白星を量産して一気に飛躍。要因のひとつに師匠との信頼関係を挙げる。「大まかな乗り方は説明されますが、『美駒が考えるように乗ってきな』ってことも多い。私の考えを尊重していただけますし、そこはちゃんと自分でかみ砕いて、結果につなげないといけない」。任されているという思いが成長につながっている。

 「温かい厩舎に恵まれて幸せ」と語る小林美は19日が21歳の誕生日。自身のバースデーウィークを週末の中京で美しく彩る。

(浅子 祐貴)

 ◆小林 美駒(こばやし・みく)2005年3月19日、新潟県生まれ。21歳。23年3月4日にデビューし、4月9日福島5RのアシャカタカでJRA初勝利。同年10勝、24年19勝、25年37勝と一年ごとに勝ち数を増やし、JRA通算71勝。153センチ、46・1キロ。

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