第98回センバツ高校野球大会(甲子園)の第3日第3試合で専大松戸(千葉)と対戦する北照が19日、兵庫県内で約2時間の練習を行った。打線の主軸である森寅能(とらよし)外野手(3年)は「調子も上がってきているので、試合でも練習でやってきたことを出したい」と力を込めた。

 スタンドからの鋭い視線を感じながら、森寅がシート打撃で快音を連発した。「間がいい」「打ち損じが少なくなった」と教え子の成長に目を細めていたのは新琴似シニアの生嶋宏治監督。恩師との再会に背番号7は「『応援しているから頑張れ』と声をかけてもらって、一段と気合が入った。引き締まりますね」と笑みを浮かべていた。

 同シニアは中学硬式野球における全国屈指の名門で、昨年は春10人、夏7人のOBが甲子園でメンバー入り。北照のほか八戸学院光星(青森)、山梨学院で背番号を勝ち取った今大会の6人を合わせると延べ99人の甲子園球児を輩出しており、「あの高いレベルでプレーした3年間があるから今がある。(打撃で)球を破壊しにいく、強く打つというのは今も意識しています」と森寅。中学時代の教えを胸に刻み、昨秋は・438の高打率を叩き出した。

 新琴似シニア勢で先陣を切った八戸学院光星の1番・菅沼晴斗一塁手(2年)は、この日の崇徳(広島)戦で2ランを含む3安打3打点をマーク。一足早く初戦を突破した。専大松戸戦は生嶋監督も観戦予定で「3年間お世話になった恩師に成長した姿を見せたい。(元チームメートと)絶対に初戦は勝とうと話をしたので、絶対に勝ちます」。

日本ハムファンの17歳が“トラ”の本拠地で大暴れし、2013年以来の白星をもたらす。

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