◆センバツ第1日 ▽1回戦 崇徳6-15八戸学院光星=延長10回タイブレーク=(19日・甲子園)
甲子園にDH制が導入されたセンバツ初日。分業制の時代にあらがうかのように、打って、投げて、勝利をつかむ“エースで4番の主将”がいた。
八戸学院光星の右腕・北口晃大(3年)は延長10回タイブレークで129球を投げ、9安打10Kの6失点完投勝ち。歓喜の校歌を歌うと、表情も和らいだ。
「マウンドは自分が守り抜くと思っていた。タイブレークも何回でもいけるよう、心の準備はしていました」
先発投手かつ「4番・DH」で出場。甲子園大会における「大谷ルール」適用第1号となった。先発投手が降板後もDHとして出場できるが、降板後は再登板ができない。
「1度下がったらマウンドに上がれないので、何球でも投げようと思っていた」
直球は自己最速を1キロ更新する146キロを計測。だが2回までに4点を失った。スライダーを横変化から縦変化に修正。3回以降は立ち直った。チームは6失策も「逆に楽しくなった」。打っても6打数2安打3打点と4番の任務を完遂。
「小学校の頃から、バットを振って壁当てしてきた。野球を楽しむためにはどちらもやりたい」と粋な言葉も飛び出た。
夢は高卒即プロ入り。タフな大黒柱が、チームに節目の春10勝をもたらした。(加藤 弘士)










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