◆米大リーグオープン戦 ロッキーズ―ジャイアンツ(19日・米アリゾナ州スコッツデール=ソルトリバーフィールド)

 ロッキーズ・菅野智之投手(36)が19日(日本時間20日)、本拠地・ジャイアンツ戦で先発し、今季はオープン戦初登板となった。予定通りの3回を34球でまとめ、4安打1失点の好投を見せて降板した。

最速は93・8マイル(約151・0キロ)だった。ストライクは26球で、ストライク率が76・5%と安定感を見せた。

 降板後には、準々決勝敗退に終わった第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返り「率直に悔しいという表現でいいのかどうか分からないですけど、いい経験で終わらせたくないなというのをひとつ強く思っていて、こういうレベルの高いところでまだまだやりたいなという気持ちにもなりましたし、それと同時にまだまだ自分も成長できるなと思えた期間だった。それだけでも僕は価値があったと思う。すごくいい経験になったというので終わらせたくないなという気持ちです」と思いを吐露した。

 今季がメジャー2年目。WBCの大会中には、NPBの投手陣がピッチクロック(投球時間制限)に苦労する姿も目の当たりにしてきた。WBCでは日本人選手が不利な状況となったとあって「僕も、導入できるのであればした方がいいと思います。ただ、日本の場合は、なかなか初動が遅いというか、難しさはあると思う。興行という部分で考えれば、試合時間が短くなると、困る球団もあるでしょうし、いろんな問題が出てくると思うけど、ひとつは選手を第一優先に考えて欲しいと思ってますし、これから球団のことではなくて、日本野球界がよりよくなってなっていく、世界基準で戦っていけるような、ふうになっていけば僕はいいなと思った。そういう観点で考えてもらえれば、いい方向に進むんじゃないかなと僕個人としては思います」と私見を述べた。

 さらには巨人で長くプレーし、選手会長を務めた経験も踏まえて「DHも何年も議論してやっと来年からとなっている。

ピッチクロックも今話し合っていきなり来年からとなるかといったら…。僕はずっと(巨人の)選手会長をやって、選手会で働いてきましたけど、なかなかスピード感は求められるなかで、難しさはある。選手のことを考えて、選手ファーストで考えれば難しい話ではないと僕は思う」と訴えた。

 ドジャース大谷翔平投手(31)もNPBのピッチクロック導入について「世界で勝ちたいなら、導入するべきだともちろん思う。『我々は我々の野球をするんだ』と思っているのであれば、別に変える必要はないのかなと思っています」と話していた。

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