◆オープン戦 オリックス2―6阪神(20日・京セラドーム大阪)

 阪神が誇る村上頌樹投手(27)&坂本誠志郎捕手(32)の最強バッテリーが、開幕G倒の準備を整えた。初回に西川の右犠飛で先制され、2回に紅林の中犠飛で2点目を献上。

珍しく失点を繰り返したが、昨季セ・リーグ3冠の右腕は「いつも以上にベンチで(坂本と)会話して意思疎通を図りながら投げた」と3回から立ち直った。WBC帰りの相棒と今季初めて組み、手応え十分の93球だった。

 「しっかりコースに投げ切れるかを重視してやっていた」。60キロの超スローボールなど緩急自在の投球で無四球6奪三振と上々の内容で、最終的に6回3安打2失点。坂本も「特に変わらず投げてくれた。大丈夫」と太鼓判だ。昨季は村上の全26登板で女房役を務め、進化を後押しした。藤川監督も「リズムも良くなってきたし、バッテリーの連係は取れているように見えた」と全幅の信頼を置く。

 侍ジャパンの一員として世界と戦った坂本は、打撃でも村上を援護した。同点に追いついた直後の2回1死満塁。「追い込まれてからうまく対応することができた」と高谷の低めスライダーに食らいついて左前に運んだ。チーム合流後の初安打初打点は決勝2点打。

「追加点のほしい場面で打つことができて良かった」と振り返った後、つなぎ役を担う男は「開幕してから打ちたい」と切り替えた。

 27日の巨人との開幕戦(東京D)まで1週間。村上と坂本のバッテリーはG戦通算7戦4勝0敗、防御率0・54と圧倒的な強さで立ちはだかってきた。何より、伝統の一戦は勝負師としての血が騒ぐ。「しっかりと調整して、東京ドームに乗り込んでいけるように準備したい」と村上。黄金バッテリーに死角はない。超満員にふくれ上がるであろう敵地で、2026年シーズンの1勝目を手にする。(中野 雄太)

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