競泳 ▽日本選手権 第3日(21日、東京アクアティクスセンター)

 男子200メートル個人メドレー予選が行われ、16年リオ五輪400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(TEAM DAIYA)が2分0秒51の全体6位で決勝に進んだ。昨年大会は棄権していたが、2年ぶりの代表選考会で決勝に駒を進めた。

取材エリアに現れると「お久しぶりです。きっつ。持たないですよ」と苦笑いを浮かべた。

 直近ではドバイやオーストラリアでの試合に出場。だが、オーストラリアの試合では腰のヘルニアに悩まされ、思うように練習が積めていなかったと明かした。本格的にトレーニングを再開したのは昨年末。復帰から3か月と間隔は短く今大会は「現場復帰」と位置づけ、8月のパンパシフィック選手権(米アーバイン)や9月の愛知・名古屋アジア大会の代表権獲得は視野には入れていない。

 28年ロサンゼルス五輪をターゲットとする31歳。万全な状態ではない中、今大会に出場したのも、4大会連続五輪出場を逆算しての思いがあったという。「LAに向けてはスタートしていかないと。レースしないと感覚は戻ってこない」と試合勘を取り戻すためにも、実戦をこなすことを優先した。

 日本男子競泳界は24年パリ五輪400メートル個人メドレー銀メダルの松下知之(東洋大)、100メートル平泳ぎで日本記録を樹立した四條畷高2年の17歳、大橋信(しん、枚方SS)ら若手が台頭。

「同世代が全然いないので、おじさんも頑張ってるよというのをLAに向けて発信できたら」と目標を語った。

 2月には元飛び込み日本代表の馬淵優佳さんと離婚を発表した。現在は練習拠点も定まっておらず、4月以降には海外に拠点を移す考えも明かした。オーストラリアの永住権を取得し、徐々に準備を進めているという。新たな環境に身を置き、34歳で迎えるロス五輪へ照準を合わせていく。

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