◇明治安田J2・J3百年構想リーグ第7節 藤枝3―3(PK5-3)福島(21日・とうスタ)

 J2藤枝はアウェーでJ3福島と対戦し4連勝を飾った。前半の3点リードを追いつかれたが、PK戦を5―3で制した。

また槙野智章監督(38)が再会を楽しみにしていたカズことFW三浦知良(59)は、ベンチ入りしたものの2試合連続で出場機会がなく対戦は実現しなかった。

 藤枝が執念で4連勝をつかんだ。試合はPK戦にもつれ込み、4―3で迎えた5人目、FW矢村健(28)がきっちり決めて決着。槙野監督はキックの瞬間、ピッチに背を向けて祈るような仕草を見せたが、勝利が決まると喜んだ。それでも前半の3点リードから追いつかれただけに「勝ち点3を取れなかったことに悔いが残る」と初の4連勝にも反省を忘れなかった。

 前半11分にMF松木駿之介(29)が今季3点目で先制。わずか3分後にはMF岡沢昂星(22)、同36分にはMF三木仁太(22)と、怒とうのゴールラッシュで主導権を握った。しかし、前線から奪いにいくスタイルの裏を突かれ、徐々に流れを失い後半に3点を失った。「自分たちが悪いというより、福島のサッカーが良かった」と相手を認めながら指揮官は悔しがった。注目されたキングカズとの“対戦”だったが出場機会がなく実現しなかった。「カズさんがプレーする姿を見たかった気持ちはある。ただ、次のホームで実現できれば」と笑みも浮かべた。

 今季は引いて守るのではなく、前から奪うスタイルに挑戦中だ。槙野監督は「なぜ剥がされたのか、なぜ失点したのか。そこを突き詰めたい」と教訓を次に生かそうと必死だ。GK栗栖汰志(19)は後半の失点に肩を落としながらも、「一気にピンチになるというのが、こういうサッカーだと思います。本当に成長する部分もある」と意識を高めた。課題は見えたがチームは確実に前進している。4連勝の先に、さらなる進化を見据えた。

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