◆明治安田J1百年構想リーグ▽第8節 鹿島―千葉(22日・メルカリスタジアム)

 J1東地区10位の千葉(勝ち点5)は、21日にアウェーで首位の鹿島(同19)と対戦する。

 ついに昨季J1王者と対戦する。

小林慶行監督は試合2日前の会見で相手の印象を「したたか。Jリーグで一番勝ち方を知っている。勝つためにすべての選手が反応できる執着心の強さがある。まさに伝統だとは思うんですけど、それが一番の強さなんだろうなと思います」と評した。

 鹿島はここまでリーグ6連勝中。また、メルカリスタジアムでは昨年6月の岡山戦から9か月以上負けていない。指揮官は「間違いなくアウェーの雰囲気を味わえるのは楽しみ。1つの大きな経験になる」と歓迎し「こういうスタジアムの雰囲気の中でサポーターの力は選手のパワーになる」とファンへ共闘を求めた。

 今季の鹿島はJ1東地区最多の13総得点を記録。そのうち8ゴールを記録しているセットプレーでは精度の高いボールを蹴れる柴崎岳、樋口雄太、小川諒也と、ヘディングの強いキム・テヒョン、レオ・セアラ、植田直通、鈴木優磨、チャヴリッチ、知念慶といったJ1屈指の個が組み合わさって得点を奪っている。小林監督は「アスリート能力というか、サイズ感というか、中に入ってくる選手たちのたくましさってかなりレベルの高いものがある」と警戒し、「自分たちの集中力を高めてどれだけ対抗していけるか」と力をこめた。

 松村拓実は兄・優太との兄弟対決が、茨城・神栖市出身の石川大地はプロ初の地元凱旋(がいせん)試合となる。

松村は「そこまで兄弟対決を意識することはないが、ここ何試合かでJ1で結果を残す難しさを実感している中で兄のすごさを感じる」と心境を明かし、「特徴であるスピードは気をつけないといけない」と強調した。

 自分たちが積み上げてきたものを100パーセント出し切る戦い方の千葉にとって、J1王者との対戦は夏以降のシーズンでタイトルを目指す上で大きな経験値となる。メルカリスタジアム(当時カシマスタジアム)での最後の勝利は2006年10月14日のリーグ戦(4〇0)。その年は国立で行われたナビスコ杯決勝で鹿島を破りタイトルも獲得した。難攻不落の城を攻略し、全員で勝利をつかみ取る。

(千葉担当・綾部 健真)

 ▽予想スタメンは以下の通り

 フォーメーション 4―4―2

 GK 若原

 DF 高橋、久保庭、河野、前

 MF イサカ、エドゥアルド、安井、津久井

 FW 呉屋、石川

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