静岡県学生野球春季リーグが28日に開幕する。東海大静岡が2023年春以来、6季ぶり優勝を目指す。

昨秋のリーグ中に左膝半月板損傷で途中離脱した大本虎太郎主将(4年)が、ラストイヤーに燃えている。

 登録は内野だが、今季は右翼での起用が有力。ケガはすでに完治し、今春は3番で中軸の一角を務める。「自分のスイングをして4割打てるのが一番いいけど、勝利に直結する打点を意識したい」。3年春に盗塁王とベスト9を獲得した男がチームをけん引する。

 生まれは千葉。小2のころ、大阪・吹田市に転居した。「親が阪神ファンで名前がこう(虎太郎)なったかは聞いてませんが、物心ついたころから僕は虎党です」。高校は全国制覇経験のある育英(兵庫)に進学。「東京の大学も考えたけど、試合に出られて、神宮出場のチャンスのあるところに行きたかったから」と、東海大静岡を選んだ。

 入学してすぐ1年春にベンチ入り。県リーグ制覇し、東海リーグではあと1勝で大学選手権出場までこぎつけながら敗れた。

「当時は、勝負の厳しさが分からず、すぐに県で優勝出来ると考えていた」。1年秋以降、県制覇から遠ざかった。「まずは、リーグ制覇。個人的には上(社会人)で野球を続けたい」。バットでチームを引っ張る。

(塩沢 武士)

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