プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が24日、FMヨコハマの「PRIME TIME」(月曜~木曜・午後7時)に生出演した。

 番組では、藤波が主宰する「ドラディション」が5月22日に後楽園ホールでデビュー55周年記念イヤー第1弾大会「NEVER GIVE UP 2026 PHASE‐1」を開催することを紹介。

藤波は、新日本プロレスの「H.O.T」リーダー、成田蓮と一騎打ちに挑む。息子のLEONAも「H.O.T」高橋裕二郎とシングルで対戦する。また、藤波が1月26日に出版したトレーニング本「マッチョ・ドラゴン式トレーニング 古希でも闘える体づくり」(ホーム社。税込み・2310円)を紹介した。

 生放送では、藤波がリクエストした曲を流した。ドラゴンが選んだ一曲は、サザンオールスターズの「旅姿六人衆」だった。

 かつてテレビ朝日系「ワールドプロレスリング」が関東地区などで土曜日の夕方に放送されていた当時、エンディングで流されていたサザンの名曲。藤波は「地方巡業のバスの中にこの曲が流れるんです。ボクは猪木さんの席の後ろだったんですけど…」と振り返り、この曲が「バスが巡業するのとピッタリ合うんですね」と感傷に浸った。

 生放送を終え、改めて「旅姿六人衆」への思いを尋ねると、藤波は少し声を震わせた。

 「うん…この曲を聴くと、余計に猪木さんを思い出しましたよ。ボクにとって猪木さんの姿と『旅姿六人衆』のメロディーが重なるんですよ。

あぁ~…猪木さんに会いたいな…」

 16歳で日本プロレスに入門してからアントニオ猪木さんの付け人として日本全国を巡業した。1972年3月の新日本プロレス旗揚げからは、より緊密に時には離反しながら闘魂の影を追いかけた。猪木さんと共に旅したプロレス人生。旅姿六人衆とアントニオ猪木を重ねる藤波の言葉からは、亡くなってから3年あまりを経た今もなお師匠の背中を追い続けることを感じた。それは、燃える闘魂へ憧れる永遠のプロレス少年の心でもあった。72歳の藤波がリングに上がり続ける礎をそこに見た。(敬称略。福留 崇広)

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