◆ファーム・リーグ 巨人2―6西武(25日・ジャイアンツタウンスタジアム)

 巨人・田中将大投手(37)が25日のファーム・リーグ西武戦(Gタウン)に先発し、3回2失点で開幕前最後の調整を終えた。登板を予定する4月1日・中日戦(バンテリンD)に向けて準備を完了。

気温12度、雨が降る中で68球を投げ切り「いい練習ができました」とステップを踏んだ。

 被安打5、与四球3。ナッツ色のグラブをびしょぬれにしながら毎回走者を背負った。自身の野選と犠飛で今季実戦4度目にして初失点も喫した。今春のオープン戦は3登板10イニングで防御率0・00。中日、阪神、ヤクルト相手に快投してきた一方で、劣勢での投球機会はほぼなかった。

 だから、ポジティブに捉えた。最速146キロの直球にスプリット、スライダーなどを散らして粘投。「思うように制球できない部分はありましたけど、その中でもこの春は本当に順調に来ていて。あれだけランナーを背負うこともなかった。プラスとして捉えるなら、こういうタフな状況で投げられたことでいい負荷がかかったかなと」。百戦錬磨の右腕らしく20年目の開幕を見据えた。

 年明けから調整は順調そのもの。今年初バッテリーを組んだ小林はブルペンでの立ち投げから昨年との違いを実感していた。オープン戦の映像も全て見た上で「あれだけの大投手なので僕が言うのは恐れ多いですけど、球の力がすごくある、よくなっているなと。マウンドでの表情も自信があるように見える」と証言した。

 阿部監督も2年連続の開幕ローテ入りを明言し、日米200勝のその先へ突き進む。「準備はできた。次同じような状況の時に工夫して投げることができたら」。あらゆる想定を済ませ、名古屋での出番に備えた。(堀内 啓太)

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