高松宮記念追い切り(25日・栗東トレセン)

 第56回高松宮記念(29日、中京)の追い切りが25日、東西トレセンで行われた。今週からスタートした「G1トク捜リレー」は角田晨記者が担当。

昨年のG1的中ラッシュにつなげた当レースで、今年はウインカーネリアンを注目馬に挙げた。

 昨年はG1予想で好調な成績を残せたが、最初に当てたのが高松宮記念の◎サトノレーヴだった。今年もスタートダッシュを決めていきたい。

 まず注目すべきは先行馬の多さだ。特に伊藤大調教師が逃げ宣言をしているインビンシブルパパと、テンがかなり速いピューロマジックの存在は大きい。この2頭の出方次第でペースが決まると言っていいだろう。

 だが、インビンシブルパパに騎乗する佐々木騎手に戦法を尋ねると「ブリンカーの効果を最後に発揮させたいので、あまり前半に無理はしたくないですね」と徹底先行にこだわる様子はない。ピューロマジックも逃げて大敗した前走を踏まえれば気持ち良く飛ばしていく可能性は低く、想定よりも落ち着いたペースになるとにらんでいる。

 そこで記者が注目するのが、昨年のスプリンターズSを2番手から抜け出して制したウインカーネリアンだ。前に行くと実にしぶとく脚を使い、4着に敗れた2年前の高松宮記念も苦手な重馬場で最後までよく粘っていた。今回は金曜日以降が晴れ予報となっており、重馬場の可能性は低い。良馬場でミドル以下のペースになれば、そう簡単には止まらないだろう。

 なにより、25日の追い切りが素晴らしかった。美浦・Wコースでエレクトリックブギ(5歳3勝クラス)を大きく追走。直線では軽く促されると軽やかな伸びで内から併入した。鹿戸調教師が「9歳でも走りたくてたまらないという感じ」と評価したように、年齢による衰えは一切感じられない。勝った昨年秋と比べても遜色ない、いやそれ以上の仕上がりだ。JRA新記録(1984年グレード制導入後)となる9歳での平地G1制覇へ態勢は整っている。(角田 晨)

編集部おすすめ