歌舞伎俳優の8代目尾上菊五郎、6代目尾上菊之助の親子が26日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を行い、歌舞伎の魅力について語った。

 名門・音羽屋の御曹司として生まれ、将来を期待されて育った2人。

「歌舞伎役者になることに迷いはなかったのか?」という質問に菊五郎は「先人たちへの憧れが強かったです。小さい頃、私が憧れたのが、父(7代目菊五郎)の弁天小僧で。菊之助も7代目の弁天小僧、私の弁天小僧が好きでした。後世の人たちが憧れるような演目を作った先祖に感謝したい。そして憧れさせてくれる存在であること、その家に生まれたことに感謝したい」と回答。一切、迷いは感じさせなかった。

 菊之助も「歌舞伎が小さい頃から本当に大好きだった。父の舞台のビデオを見ていて、心から父のような、祖父のような歌舞伎役者になりたいと思っていました」と語った。

 菊五郎はこれまで古典歌舞伎だけでなく、「風の谷のナウシカ」「ファイナルファンタジーX」など新作歌舞伎にも熱心に取り組んでいる。「歌舞伎の古典で描かれるのは、人を思いやる心なんです。それを分かりやすく伝えるために、新作歌舞伎があり、アニメ、漫画、ゲームのような親近感がわくようなテーマが必要だと思います」。今後についても「新作歌舞伎の構想があります」と明かした。

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