ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)が25日(日本時間26日)までに現在の心境を口にした。

 穏やかな口調の中にも高揚感がにじみ出た。

23日(同24日)に米フロリダ州ダンイーデンでのキャンプを打ち上げ、本拠のあるカナダ・トロント入り。岡本は攻守で順調に調整を進め、開幕を迎える。

 「(開幕が)近づいてきているのはワクワクします。いよいよ始まるので、残りの日数も大事に過ごしていていって、しっかり準備していきたいと思います」

 オープン戦は8試合出場して19打数6安打、打率3割1分6厘、1本塁打、4打点の成績を残した。ただ追い求めてきたのは数字ではない。打席の中で、未知の相手にどう対峙するかに焦点を当てながら準備してきた。

 「いろいろなピッチャーとの対戦が初めてなので、どういうアプローチをしていくか考えながらやっていた。結果というよりはどういう打席の内容がどうできるかということでやってました」

 ピッチクロックやピッチコム、初対戦の投手。環境は激変した。戸惑いがないはずはない。だが、その変化を「違い」として真っ正面から受け止めつつ、己の根幹だけは揺るがない。

 「ポジショニングだったり、ピッチクロックやピッチコムとかは日本にはないので、そういう部分は初めてで違いは感じます。

でも自分がプレーする上では変わらないので、僕は僕で変わらない。ピッチャーが違うとかいろんな違いはありますけど、そういうものだと思ってここにきているので」

 運命の糸は開幕早々にドラマチックな“再会”を用意した。開幕2カード目の30日(同31日)のロッキーズ戦。巨人時代の先輩である菅野が相手先発マウンドに上がる見込みとなり、初対決が実現する。

 「ジャイアンツで先輩としていろいろ教えてもらいましたし、同じチームだったので、紅白戦でも対戦したことないですし、初めてなのですごく楽しみです。ずっと守ってきて、次は打席での対戦。これだけチームがあってリーグも違う中で、対戦できるのはなかなかないことなので楽しみです」

 今度は18・44メートルの距離を挟み、敵として相まみえる。かつての同僚を、冷静に敬意を持って思い返す。

 「いい時はもちろんですけど、調子が悪くてもゲームをつくる投手。チームメートとしては本当に頼もしい存在でした」

 菅野との対戦を思い描きながら、まず照準に定めるのはメジャー開幕戦となる27日(同28日午前8時)の本拠・トロントでのアスレチックス戦。昨季ワールドシリーズに進出した強豪チームで開幕スタメンは確実なものにしている。

 「いよいよ始まるので頑張っていけるように準備していきたい」

 巨人の主砲からブルージェイズの主軸へ。

岡本の終わりなき挑戦が幕を開ける。

    (宮内 孝太)

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