◆センバツ第8日 ▽2回戦 専大松戸8―3九州国際大付(26日・甲子園

 今大会から導入されたDH(指名打者)制での1号アーチを専大松戸の吉田颯人(2年)が放った。3点リードの9回1死二、三塁、レフトスタンドへの3ランを放った。

 球史に残るアーチを放った吉田は、同戦が公式戦初出場。スタメン起用を知ったのはこの日の朝で、練習試合も含めて初の本塁打が甲子園で飛び出した。「チャンスだったので、1点を取りたいと打席に入った。打った瞬間、暗くて打球が見えなかったですが、(手が)全然痛くもなくて、真芯だったんだなって感じ。すごくうれしいし、あそこで一打、打てたことが良かったです。守備(の実力)がない分、バッティングで貢献していきたいと思っていたので、今回の結果になって良かった」と喜んだ。

 高校野球では、25年1月に日本高野連が「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」を発足。DH制についても導入の可否を議論を進め、同年8月の理事会で全会一致で26年の公式戦からDH制を採用すると発表した。先発投手が指名打者を兼務できる「大谷ルール」も適用され、部員数が減少する中、新たな活躍機会の創出や、投手の負担軽減がメリットとして挙げられる。

 DHは「Designated Hitter」の略。攻撃時、投手に代わって打席に立つことで打撃戦を増やし、観客動員につなげることを狙いに1973年に米大リーグのア・リーグで採用され、75年にパ・リーグが導入した。世界的にも主流となりつつあり、国際大会や国内アマチュアの大半のほか、セ・リーグでも27年シーズンから採用される。

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