◆センバツ第8日 ▽2回戦 大阪桐蔭6―5三重=延長10回タイブレーク=(26日・甲子園)
大阪桐蔭が激闘を制して8強入り。史上7校目の甲子園通算80勝(18敗)を成し遂げた。
三重とは過去2度対戦して2勝0敗だが、14年夏は決勝で4―3、18年春の準決勝でも3―2で延長12回サヨナラ勝ちしており、この日も延長10回タイブレークで1点差勝ちと雪辱に燃える三重を返り討ちにした。
無死一、二塁から始まる延長10回タイブレーク。暴投で二、三塁とし、8番・中島斉志(2年)の中犠飛で1点を勝ち越した。その裏は8回途中から登板した3番手の左腕・小川蒼介(3年)が締めた。
「バントの構えをしたのでさせて刺そうと…」と全力で直球を投げ込み、猛チャージした黒川虎雅三塁手が打球を処理した。三塁ベースカバーの遊撃手・中島斉志に転送し、三塁で封殺。見事な連携プレーを決めると、2者連続三振を奪った小川は拳を突き上げた。
「1点取ってくれただけで十分でした。タイブレークの練習はしてきましたから」と胸を張る。練習試合では「無死一、二塁」の設定で経験を積んだ。「僕が9割くらいやりました」と“リリーバー専用練習”で腕を磨いた。
厳しい場面での登板に西谷浩一監督(56)は「あとは小川の球威にかけた。
大トリで登場した24日の熊本工戦は2年生の左腕の川本晴大が完封勝利。この日の先発だったエース右腕・吉岡貫介もともに150キロ越えの2枚看板がいる。小川はこの日に自己最速タイの147キロをマークしたが「球が速い投手はいっぱいいる。自分は気持ちでは負けない」ときっぱりと言い切った。
小川は「メンタルは弱かったんです」と言う。ピンチで必死に投げてもボールに弱さが出てしまったという。強化するため、負荷をかけたウエートトレでも「もう1回を全力でやりきる」と決め、苦しい時にも全力を出せるように、鍛錬してきた。
大会前に指揮官は小川に「苦しい場面での登板が多くなる」と伝えていた。小川は意気に感じ、試合中も指揮官の間近に座り、声を出して登板を訴えていた。「(ベンチ入りの)投手5人全員で投げて勝ちたい」と小川。










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